2025年12月5日配信
10月に配信したメルマガでは、「M&A・事業承継を考えたとき、最初にやるべきこと」についてお話ししました。
覚えていらっしゃいますか?
そう、『数字よりも、まず整理』という内容でした。
今日はその続きを。
整理の具体的な方法―
「M&Aと事業承継、どちらを選ぶべきかを見極める3つの質問」についてのポイントをお伝えします。
① 私は、いつ・どんな形でバトンを渡したいのか?
まず最初に考えるのは、「タイミング」と「理想の形」。
3年後?5年後?それとも10年後?
家族に継がせたいのか?社員に?それとも第三者に?
ここをあいまいにしたまま動き出すと、選択肢が多すぎて迷ってしまいます。
時間軸を意識すると、今やるべき準備が見えてきます。
② 会社の「価値」はどこにあるのか?
これは、財務だけでなく「人・技術・信頼・地域との関係」など、目に見えない資産を含みます。
たとえば:
この会社が愛されている理由は何か?
自分がいなくても続く仕組みはあるか?
お客様が離れない理由は?
数字の前に、『価値の本質』を自分の言葉で整理してみましょう。
これが後継者や買い手にとっても、一番の指針になります。
③ バトンを渡したあと、私はどう生きたいのか?
M&A・事業承継は「経営者の卒業式」であると同時に、「次の人生のスタート」でもあります。
会社を手放したあとは、何をしたい?
地域のため?家族との時間?新しい事業?
この問いに正直に向き合うことで、承継の方向性が自然と定まっていきます。
まとめ
『誰に引き継ぐか』を考える前に、
『自分が何を大切にしてきたのか、これから何をしたいのか』を整理する。
これが、M&A・事業承継の成功への第一歩です。
2025年11月11日配信
「経営管理ビザの改正」についてご案内です。
ビザ取得のための要件が厳格化されています。
新規設立だけでなく、既存の法人も対象ですので対応が必要となります。
「経営管理ビザ」は、日本で外国人が会社を設立して事業を経営する場合や、
既存の事業の経営・管理に従事する場合に必要となる在留資格です。
2025年10月16日から、経営管理ビザの新たな審査基準が施行されました。
◆従来の主な要件◆
・資本金500万円以上(または常勤職員2名以上の雇用)
・事業所を確保していること
・事業の継続性・安定性を示す具体的な事業計画書を有していること
◆主な要件の改正内容◆
・資本金要件の大幅引き上げ(500万円 → 3,000万円)
・1名以上の常勤職員の雇用が必須
・申請者または常勤職員が中上級者レベル(B2相当以上)の日本語能力が求められる
・申請者が関連分野の修士相当以上の学位または経営・管理分野で3年以上の実務経験を有する
・事業計画書の専門家確認が義務化(税理士・公認会計士・中小企業診断士)
新基準の施行により、経営管理ビザの審査は従来よりも厳格化されています。
既に在留中の方については、
施行日から3年間は経過措置が設けられていますが、
この期間中に新基準を満たすための準備を進める必要があります。
2025年10月10日配信
「M&A・事業承継」に関するご案内です。
「M&A・事業承継、最初の一歩は“数字”よりも“整理”から」
最近、「事業承継をそろそろ考えたい」「M&Aを検討してみたい」というご相談が増えています。
でも、最初の一歩で多くの方がつまずくのが、「何から始めればいいのか分からない」という点です。
実は、M&Aでも事業承継でも、最初にやることは「会社と自分の整理」です。
つまり、
・自分はいつまで経営を続けたいのか
・会社のどの部分に価値があるのか
・後継者(内部・外部)は誰が考えられるのか
を、数字ではなく、気持ちと現実の両面から見つめ直すことです。
この整理をしないまま専門家や仲介会社に相談すると、方向性がずれてしまうことも少なくありません。
まずは、経営者ご自身の「想い」と「現状」を言葉にすることが、成功する承継の第一歩です。
次回は、整理の具体的な方法――
「M&Aと事業承継、どちらを選ぶべきかを見極める3つの質問」についてお伝えします。
M&Aも事業承継も、決して“終わり”ではなく、“新しいスタート”です。
焦らず、一歩ずつ整理していきましょう。
関東信越税理士会所属
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